【TOP4】お正月におすすめ日本酒!お正月にふさわしい縁起物の祝い酒を厳選紹介。

体験談:お正月に特別な日本酒を選んだ日のこと

おせち料理やお雑煮を囲んで家族と過ごすお正月ーそんな特別な時間を、さらに華やかにしてくれるのが「祝い酒」です。
普段の晩酌とは違い、年の始まりに飲む一杯には、縁起を担ぐ意味新しい一年へのお願いが込められています。

今回は、そんなお正月の食卓を格上げするおすすめの日本酒TOP4を厳選して紹介。味わいはもちろん、ラベルの縁起や祝いの由来まで、選ぶ楽しさが広がる情報をお届けします。新しい一杯を心からの「おめでとう」と一緒に味わいましょう。

【TOP5】お正月におすすめ日本酒

新しい一年の始まりにふさわしいのは、ただの美味しい日本酒ではありません。
「おめでたい席がもっと華やぐもの」「家族と飲む時間が心に残るもの」ーそんな特別な一杯こそがお正月にふさわしい祝い酒です。

ここでは、味わいはもちろん縁起・ラベル・雰囲気まで含めて、「今年のお正月に飲んでほしい厳選の4本」をご紹介します。
どれも新年のはじまりを彩ってくれる、特別な存在です。

① 久保田 萬寿(くぼた まんじゅ)── 格式高い祝い酒の王道

引用元:朝日酒造株式会社

新潟の人気銘柄「久保田」シリーズの最高峰・萬寿は、まさに“正月の顔”とも言える一本。華やかな香りとまろやかな口当たり、奥深い旨味が特徴で、おせち料理との相性も抜群です。

「萬寿」という名には“万の寿(ことぶき)”という縁起の良い意味が込められており、新年の食卓にぴったり。親戚が集まる席や来客へのおもてなし酒としても最適です。

久保田 萬寿をチェックする

② 八海山 純米大吟醸── 清らかで凛とした年のはじまりに

引用元:HAKKAISAN

雪国・新潟の名蔵「八海山」が手がける純米大吟醸は、澄み切った透明感と上品な旨味が魅力の一本。

やわらかく飲み飽きない味わいは、おせちだけでなく、白身魚の刺身やお雑煮にもよく合います。
“雪解け水のような酒”とも称される一本で、新しい一年をすっきりと清々しく迎えたい方におすすめです。

八海山 純米大吟醸をチェックする

③ 獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分── 特別な年にふさわしい極上の一杯

引用元:獺祭

日本酒の常識を変えたとも言われる「獺祭」の中でも、最高クラスに位置するのが「磨き二割三分」。米を23%まで磨き上げた贅沢な造りから生まれる、フルーティーで上品な香りと繊細な味わいは、まさに“祝杯”にふさわしい一本です。

大切な人と過ごす特別な正月や、贈答用にも喜ばれる華やかさがあります。

獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分をチェックする

④ 菊正宗 樽酒── 木の香りが広がる伝統の祝い酒

引用元:菊正宗

最後にご紹介するのは、日本らしい“祝い酒”の象徴とも言える「樽酒」。

樽の香りがふわっと広がる菊正宗の樽酒は、神社の奉納酒にも使われるほど格式高い一本です。
特別な料理が並ぶお正月の食卓にもよく合い、「伝統を大切にしたい」「昔ながらの祝い方を楽しみたい」という方にぴったりです。

菊正宗 樽酒をチェックする

お正月にふさわしい祝い酒の選び方

お正月に飲む日本酒は、ただ“好きな味”を選べばいいというものではありません。
一年のはじまりを祝う大切な一杯だからこそ、「縁起」や「意味」、そして「飲む場面」に合わせた選び方が大切です。

ここでは、初めて祝い酒を選ぶ方でも迷わない、3つのポイントをご紹介します。

① 縁起の良い名前やラベルで選ぶ

祝い酒にふさわしい一本を選ぶうえで、まず注目したいのが名前やラベルに込められた意味です。

「萬寿(まんじゅ)」「賀茂(かも)」「開運(かいうん)」など、長寿・繁栄・幸福を連想させる銘柄は、お正月の席をよりおめでたいものにしてくれます。

また、「干支ボトル」や「初しぼり」「迎春限定」など、季節限定の特別なデザインを選ぶのもおすすめです。ラベルひとつで、食卓が華やぎ、会話が弾むきっかけにもなります。

② 飲むシーンと一緒に過ごす人をイメージする

祝い酒は「誰と、どこで、どんな時間を過ごすか」によって、選ぶべき一本が変わります。

たとえば、親戚や来客が集まる大人数の場なら、飲みやすくバランスの良い純米吟醸を。家族だけの静かな時間なら、香り高く特別感のある大吟醸を選ぶといいでしょう。

また、年配の方が多い席では伝統的な樽酒や本醸造系を、若い世代が多い席ではフルーティーな吟醸系やスパークリング日本酒が喜ばれることも。
“誰と飲むのか”を意識するだけで、その場の空気にしっくりと馴染む一杯が見つかります。

③ おせち料理や正月料理との相性で選ぶ

もうひとつ大切なのが、「料理との相性」です。

たとえば、数の子や田作り、黒豆など味わいがしっかりしたおせち料理には、キレのある辛口の本醸造や純米酒が合います。
反対に、鯛のお刺身や白身魚、出汁の効いたお雑煮などには、香りが華やかで口当たりの柔らかい吟醸酒や大吟醸が相性抜群です。

料理と酒の相乗効果が生まれると、「お正月の食卓」がぐっと格上げされ、思い出深い時間になります。

なぜお正月に日本酒を飲むの?日本酒と祝い事の関係性

お正月といえば、おせち料理や初詣と並んで欠かせないのが「祝い酒」。
でも、なぜ日本では新しい年のはじまりに日本酒を飲むのでしょうか?

その答えは、古来から続く神様への祈り人と人をつなぐ文化にあります。

神様への供え物として生まれた「酒」

日本酒はもともと、ただの嗜好品ではなく神事に欠かせない神聖な飲み物でした。

稲作が始まった古代日本では、米を発酵させた酒が「神様への捧げ物」として使われ、五穀豊穣や家族の健康を祈る儀式の中で重要な役割を果たしてきました。

とくに年の初めは、「年神様(としがみさま)」という新しい一年の福をもたらす神様を家に迎える大切な節目。神棚や床の間に酒を供え、神様と一緒にいただくことで「その恵みを体に取り込む」と考えられていたのです。

“盃を交わす”は絆を深める文化

祝い酒にはもう一つ、人と人との絆を結ぶという大切な意味も込められています。

古来、日本では大切な場面で盃を交わす「直会(なおらい)」という風習があり、神様への供物を人々が分かち合うことで「神と人、人と人がつながる」と信じられてきました。

お正月に家族や親戚が集まり、ひとつの酒を酌み交わすのは、この直会の文化を今に伝える姿なのです。

“新しい年を清める”という意味も

さらに、日本酒には“身を清める”という意味もあります。

新年最初の一杯は「年神様とともに飲む清めの酒」とされ、過去の一年の厄を払い、新しい年を清らかな気持ちで迎えるための象徴でもあります。

そのため、正月の祝い酒は「最初の一献」として特別に扱われ、他の酒とは違う“神聖な一杯”として今も大切にされているのです。

お正月におすすめの日本酒:まとめ

一年のはじまりを祝うお正月にいただく日本酒は、ただの飲み物ではありません。
それは、新しい年の幸福を願う祈りの象徴であり、家族や大切な人との絆を深める一杯であり、古くから続く日本の文化そのものです。

銘柄や味わい、縁起の意味、料理との相性、選び方ーそれぞれに“理由”があり、知るほどに祝い酒は特別な存在になります。

ぜひ今年は、ラベルや香りだけでなく、その背景や込められた想いにも目を向けて、自分たちの時間に一番ふさわしい一本を選んでみてください。

盃を交わすその瞬間が、きっと一年の始まりをより豊かで心あたたかなものにしてくれるはずです。

よくある質問(FAQ)

1. 「祝い酒」とは何ですか?普通の日本酒と違うの?
「祝い酒」とは、結婚・出産・新年など“めでたい場面”で飲まれるお酒の総称です。特にお正月に飲まれる祝い酒は「年神様へのお供え」「家族の健康や豊穣を願う祈り」の意味が込められており、ただの嗜好品とは異なります。
味や製法の決まりはありませんが、縁起の良い名前・ラベル・造りの酒が選ばれる傾向にあります。
2. お正月の祝い酒はいつ飲むのが正しい?
基本的には「年神様をお迎えした後(元日の朝や昼)」が最も伝統的なタイミングとされています。
まず神棚や床の間にお供えし、その後家族全員で盃を交わすことで“神様と恵みを分かち合う”という意味になります。
ただし現代では、初詣の後や家族が集まった夕食の時間など、「新年を祝う最初の食卓」に合わせて飲む家庭も多く、厳密なルールはありません。
3. 祝い酒としておすすめの種類は?
祝い酒として人気が高いのは「純米大吟醸」「大吟醸」など華やかで香り高いタイプです。
特別感を演出したい場合は「初しぼり」「干支ボトル」「樽酒」など季節限定・縁起物を選ぶと◎。
また、来客が多い家庭では、飲みやすい純米吟醸や本醸造を複数本用意して、料理や人に合わせて出すのもおすすめです。
4. 祝い酒は贈り物としても喜ばれますか?
はい、非常に喜ばれます。お正月の手土産や年始の挨拶として祝い酒を贈るのは、日本ならではの心遣いです。
特に「萬寿」「開運」「福寿」など縁起の良い銘柄は、ラベルの言葉自体に“幸せ”や“長寿”の意味があるため、ギフトとしての価値が高いです。
木箱入り・限定デザインのボトルを選ぶと、より特別感が伝わります。
5. おせち料理と合わせるなら、どんな日本酒が合いますか?
濃い味付けの黒豆や田作り、数の子などには、キレのある辛口の本醸造酒や純米酒が好相性です。
一方、出汁のきいたお雑煮や鯛の刺身、昆布巻きなど繊細な料理には、香りが華やかでやさしい吟醸・大吟醸がぴったり。
複数種類の日本酒を用意して、料理ごとにマリアージュを楽しむのもおすすめです。