佐賀県には、日本全国でも高い評価を受ける銘酒の数々がそろっています。なかでも「the SAGA認定酒(ザ・サガ にんていしゅ)」は、地域の誇りと品質の証として注目を集める制度。
単なる“ご当地酒”ではなく、厳格な基準をクリアした酒だけがこの名を冠することができます。
この記事では、the SAGA認定酒の「3つの証」を中心に、その特徴・魅力・選び方や楽しみ方まで詳しく解説します。
the SAGA認定酒が誇るのは、単なる地産地消の枠を超えた【品質と信頼】の3つの証です。
証の内容 | 詳細 |
---|---|
① 原料と水は100%佐賀県産 | 米や麦、水まで、すべて佐賀県で育まれた素材を使用。地酒ならではの風土の味わいが表れます。 |
② 醸造・蒸留は佐賀の蔵元で | 佐賀県内に実在する蔵元が一貫して製造。地域の伝統と職人の技が活きています。 |
③ 味・香り・バランスで合格 | 県主催の味覚審査をクリアした酒のみ認定。高品質な純米酒・本格焼酎のみが選ばれます。 |
この「3つの証」をクリアした酒には、専用のthe SAGA認定マークが貼られており、購入時の目印になります。
佐賀県では、酒米「さがの華」や「山田錦」、軟水の伏流水など、酒づくりに適した環境が整っています。
しかし、それだけでは全国的なブランドにはなりません。
the SAGA認定酒は、佐賀の地酒を「県内外、さらには海外市場へアピールする旗印」として誕生しました。
単なる“地元の酒”ではなく、味覚・品質・産地という3本柱でブランディングを強化しているのが特徴です。
the SAGA認定酒は、【春(3月頃)】と【秋(9月頃)】の年2回、新たに認定・発表されます。
毎年、新たな銘柄が加わる可能性があるため、定期的にチェックすることで新たなお気に入りの一本と出会えるかもしれません。
特に秋は新酒シーズンに重なるため、数量限定のプレミアムボトルも登場しやすい傾向があります。

1. 贈答用として
the SAGA認定のラベルがあることで、高品質さを説明しやすく、贈り物にも最適です。地元出身の方へのプレゼントとしても喜ばれます。
2. 食中酒として
認定酒の多くは、香り・味のバランスが優れているため、和食全般に合います。
佐賀牛やイカしゅうまい、有明の海苔との相性も抜群です。
3. イベントや観光地で
道の駅や観光酒蔵などではthe SAGA認定酒を使った限定イベントもあり。
旅の思い出に、地域に根ざしたお酒をその場で楽しむのもおすすめです。
「the SAGA認定酒」は、認定を受けた希少な酒であるだけに、どこでも簡単に手に入るというわけではありません。しかし、県内外でしっかりと“飲める場所”“買える場所”が整備されており、公式サイトではその一覧が確認できます。
店舗で飲みたいなら
佐賀県内では、日本酒バー・和食店・観光施設内の飲食スペースなどでthe SAGA認定酒をグラスで提供している店舗が多数あります。
特に「鹿島酒蔵ツーリズム」などのイベント時には、参加酒蔵がthe SAGA認定酒を中心に提供することも多く、日本酒好きには見逃せません。
家に持ち帰ってじっくり楽しみたい方は
酒販店や道の駅、駅構内の土産物店、さらには空港などでもthe SAGA認定酒を購入可能。
たとえば「道の駅鹿島」では鹿島酒蔵通りに足を運べない方でも認定酒を購入でき、旅の途中や帰路での買い物にも便利です。
最新の販売・提供店舗一覧はこちらから
佐賀県酒造組合の公式ページでは、現在the SAGA認定酒を提供・販売している店舗の最新情報が一覧で確認できます。
👉 the SAGA認定酒の飲める店・買える店 一覧(公式サイト)
エリア別に絞り込んだり、観光ルートとあわせて訪問計画を立てたりできるため、佐賀旅行の強力な味方になるでしょう。
the SAGA認定酒と聞くと“日本酒”をイメージしがちですが、実は本格焼酎も認定対象です。
米・麦・芋などの佐賀県産原料を使い、佐賀の蔵で造られた焼酎も、味覚審査を経て合格すれば認定されます。
焼酎派の方もthe SAGAラベルを目印に、佐賀ならではの深い味わいを楽しんでみてください。
the SAGA認定酒は、佐賀という地域ブランドを背負った、誇り高き酒です。
原料から味わい、製法にいたるまで“本物”を追求しているため、日本酒・焼酎ファンはもちろん、初めて佐賀酒を手に取る人にとっても安心の品質。
次にお酒を選ぶとき、the SAGA認定のラベルがあるかどうかをチェックしてみてはいかがでしょうか?