日本酒好きにとって一升瓶(1.8L)は魅力的。
コスパも良く、飲み応えも抜群。
でも、
飲み切れるか不安
保存方法がわからない
味が変わったらどうしよう
といった悩みもつきもの。
正しい保存法と飲み方を知れば、
最後の一滴まで美味しく飲み切ることができます。
日本酒は、空気や温度、光に弱いデリケートなお酒。
開栓後は、
酸化
劣化
が進みやすく、味わいが変わってしまいます。
特に一升瓶は量が多いぶん、
飲み切るまでに時間がかかるので、
保存方法が味の決め手になるのです。
冷暗所で保存する
未開栓の場合は、
直射日光を避け、10〜15℃の冷暗所に置くのが理想。
家庭なら、野菜室や温度変化の少ないクローゼットがベター。
開栓後は冷蔵庫へ
開栓後は、できるだけ早く冷蔵庫へ。
温度が低いほど酸化は遅くなり、
香りと味わいをキープできます。
縦置きで保存(横にすると漏れやすい)
キャップをしっかり締める(酸素をできるだけ遮断)
飲むたびに小瓶に移すのもアリ
一升瓶から毎回注ぐのは、
どうしても空気に触れる回数が増えます。
おすすめは、
500mlや720mlの小瓶に移し替えて冷蔵保存。
酸素との接触を減らし、劣化を最小限にできます。
開栓後:2〜3週間以内が目安
無濾過生原酒や生酒:1〜2週間以内に飲み切るのがベスト
火入れ済みの日本酒は比較的持ちますが、
生酒はデリケートなので早めに楽しみましょう。
飲み比べを楽しむ
一升瓶なら量がたっぷりあるので、
そのまま冷酒
常温で旨味を楽しむ
ぬる燗・熱燗で香りを開かせる
と温度帯別の違いを楽しむことができます。
季節や料理に合わせて、
いろんな顔を引き出してみるのも一升瓶ならではの醍醐味です。
マイペースで楽しむ
無理に早く飲み切ろうとせず、
自分のペースで、少しずつ味の変化を楽しむのもあり。
時間が経つにつれ、
酸味や旨味が変化し、
日本酒の違う一面が見えてくるかもしれません。
一升瓶は量が多い分、
保存法次第で味わいの寿命が大きく変わるお酒。
冷暗所&冷蔵庫でしっかり管理
小分けして劣化を防ぐ
温度帯で飲み比べて楽しむ
このコツさえ押さえれば、
一升瓶でも最後の一滴まで美味しく楽しめます。
次に日本酒を買うときは、
ぜひ一升瓶を手に取ってみませんか?